![]() | 富岳百景・走れメロス・ヴィヨンの妻・家庭の幸福・グッド・バイ (大活字文芸選書) (1998/10) 太宰 治 商品詳細を見る |
太宰の生誕100年ということで、今年は映画も出版も盛んです。
で、あえて、昔、といっても1998年ですが、に出版され、
しかも、「富岳百景」「走れメロス」と共に収録されているものを
選びました。
織田作之助は忘れられても、太宰治は残る。
無頼派、破滅型、といわれた作家でしたが・・。
太宰に嵌まったのは高校生くらいのとき。
思春期の心を捕らえる作家です。唯一の理解者、心の友、と
思う。人の心の弱いところをしっかりと捕らえる作家。
それでも、大人のオトコなのに。
その弱さを武器にしないで!と思う、若く生意気な私。
その後、あまり読み直していないのです。
今、太宰を読んで、何を感じるだろうか?
ちょっと興味があります。
今だから分かる「太宰」がいるのかもしれない。
新たな発見があったら、また書きましょう。
![]() | 竜馬がゆく〈1 立志篇〉 (1988/10) 司馬 遼太郎 商品詳細を見る |
来年の大河ドラマの原作でもありますね。
この作品でいわば「ヒーロー」になった坂本竜馬ですが、
幕末の青春群像を多くのこした司馬遼太郎の作品を
この機会にもっともっと知って欲しいと思います。
11月には、
映像化は不可能、といわれた
『坂の上の雲』が放送されます。
こちらも、とても楽しみなのですが、
まず原作を読んでもらいたいですね。
![]() | GOEMON (幻冬舎文庫) (2009/04) 竹内 清人紀里谷 和明 商品詳細を見る |
『時代小説』といえばそのとおりなんですが。
石川五右衛門は「天下の大泥棒」
「絶景かな、絶景かな〜」という台詞や、
釜茹での刑で処刑された、とか、断片的な知識は
あったのです。
ただ、タイトルが「GOEMON」となっているように、
これまでとは違うゴエモンです。
映画が結構気になっていて、見たいなあと思いつつ、
その前に読んでおこうと手にとったわけで、
登場人物も、沢庵和尚や、服部半蔵、秀吉、お茶々、三成、
まだまだ多彩です。
この時代は、なんだかいろいろな意味で「役者」が揃っている
時代ですねえ。真田幸村もいます。
ちょっとあとには、武蔵と小次郎がいますしね。
幕末も多くの人がでてきますが、モノクロのイメージですよ。
それが、この時代はキンキラの色彩豊かなイメージで。
秀吉の時代は、日本史のなかでも、特異な時代ですね。
書きながら、やっぱり映画が見たくなりました。
![]() | 鴨川ホルモー (角川文庫) (2009/02/25) 万城目 学 商品詳細を見る |
『ホルモー』と叫ぶことが、戦い終結の合図。
なんのことやら、訳が分からない冒頭部分から、
奇妙な小説の世界が始まります。
これは、
なんというのか、
やっぱり『青春の書』なんだろうなあ。
友情と、連帯と、愛、なんていうと、
ひと昔前の小説のようだけれど、人の根幹はかわらないから。
表現はもちろん違うけれど。
一気に読んでしまう、不思議な小説です。
![]() | 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (1998/09) 司馬 遼太郎 商品詳細を見る |
坂本竜馬といえば、まさに幕末のヒーローですね。
来年の大河ドラマにもなりますね。
あまりにも有名な銅像とか、『海援隊』とか。
今では多くのことが知られていますが、一時期は忘れられていた
存在でした。
幕末は多くの人々が輩出しましたが、
高杉晋作と、この竜馬が生きていたら、
また違った歴史が語られたのかもしれません。
しかし、「前のめりに」倒れたからこそ、
永遠のヒーローとして色褪せることなく生き続ける命を得た
幸せな人になれたのです。
「竜馬がゆく」の文庫版は全八巻。
久しぶりに読み返すのもいいですね。
最近『歴女』が増えている、と。
美形の武将への憧れなんかもあるらしい。
そんな美形はいませんから。
昔からの歴史好きとしては、なんだか情けない。
歴史というのは、『人』への憧れ、というよりも、
そうならざるを得なかった、様々な要因としがらみ、
その中で完結した人生への、哀惜と敬意。
過去のことだからこそ、はっきりと見えることがある。
人の生き方への思い。
歴史とは、そんな人生の寄せ集めなのだ、という真摯さ。
そういうものがほしいなあ。
・・・・・・なんだか、ムキになりました。
『歴史街道』の読者の40%が女性になっているらしい今日この頃。
時代が変わったのかしら。
美形の武将への憧れなんかもあるらしい。
そんな美形はいませんから。
昔からの歴史好きとしては、なんだか情けない。
歴史というのは、『人』への憧れ、というよりも、
そうならざるを得なかった、様々な要因としがらみ、
その中で完結した人生への、哀惜と敬意。
過去のことだからこそ、はっきりと見えることがある。
人の生き方への思い。
歴史とは、そんな人生の寄せ集めなのだ、という真摯さ。
そういうものがほしいなあ。
・・・・・・なんだか、ムキになりました。
『歴史街道』の読者の40%が女性になっているらしい今日この頃。
時代が変わったのかしら。









